高校国語

R5 新刊 論理国語

教科書 論理国語 50 大修館 論国705

R5 新刊 論理国語

「読むこと」と「書くこと」を往還し、強靭な思考力・判断力・表現力を養う教科書。

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判型・ページ数
A5判/438ページ
単位数
4
発行年度
令和5年度発行版

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特色

■特色1 「問い」「読む」「書く」をとおして確かな力を

各単元に、教材と関連した「問い」を設置。目的をもって、「読む」教材と向き合えるようにしました。さらに単元末の「書く」活動に取り組むことで、「読む」教材で学んだことを、自己の表現にもつなげます。

■特色2 自己の世界を広げる多様な教材

各単元に、現代を考える上で押さえておきたい、多様なテーマの教材を複数配置。読み比べることで、多角的な視野を養えるようにしました。さらに単元末には、古今東西の名著を引用付きで紹介した「テーマと読書」を設置。さらなる探究に誘います。

■特色3 新しい大学入試への対応  

「学習のポイント」に、筆者の主張を吟味・検討したり、複数の資料を比較したりする設問「考察・発展」を設置。日々の学習に取り組む中で、新傾向の入試にも対応できます。

■特色4 学びを深める充実の資料

教材の読みを深める「キーワード解説」、教材間を横断して知識をつなげる「キーワード索引」「人名索引」、論理的思考を深め、表現活動をサポートする「知の道具箱」など、教材以外の資料も充実しています。

 

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目次

1 世界・言葉・私
― 私たちは世界とどのように向き合えばよいのか?

世界を広げる「批評」の言葉
対話の精神
書く 言葉を定義する
テーマと読書① 批評――小林秀雄「考えるヒント」

宇野常寛
平田オリザ

2 芸術と文化
― 美しいとはどのようなことか?

ミロのヴィーナス
余白の美学
書く 具体的/抽象的に書く
テーマと読書② 美意識――岡倉天心『茶の本』

清岡卓行
高階秀爾

3 共同体のいま
― 社会において価値あるものとは何か?

家族化するペット
コミュニティから見た日本
書く 統計資料から分析したことを書く
テーマと読書③ 共同体――中根千枝『タテ社会の人間関係』

山田昌弘
広井良典

4  科学の可能性
― 科学は人々を幸福にするのか?

自己をモデル化する知能
科学は生きている
人工知能の可能性と罠
書く 立場を明確にして書く
テーマと読書④ 科学――寺田寅彦「科学者とあたま」

石黒浩
中屋敷均
西垣通

5 日本語の多様性
― なぜ言葉を使い分けるのか?

敬語への自覚、他者への自覚
「方言コスプレ」現象
▶参考 学術の専門語
書く 情報を集めて分類する
テーマと読書⑤ 言葉の変遷――兼好法師『徒然草』

橋本治
田中ゆかり
石黒圭

6 思考の枠組み
― 認識や行動の違いは何から生まれるのか?

スキーマと記憶
絵を見る技術
デジタル地図から見える世界
書く 図版を分析して書く
テーマと読書⑥ パラダイム――トーマス・クーン『科学革命の構造』

今井むつみ
秋田麻早子
松岡慧祐

7 社会の原点
― 何が人間の社会を成り立たせているのか?

社会的実在としての言語・法・貨幣
分かち合う社会
書く 意見を交流する
テーマと読書⑦ 社会の構造――クロード・レヴィ= ストロース『野生の思考』

岩井克人
山極寿一

8 グローバル化の先へ
― 世界は一つになりうるか?

心に「海」を持って
世界は、いま――「多文化世界」の構築
グローバリゼーションと文化
▶参考 現代日本の開化
書く 調べたことをレポートにまとめる
テーマと読書⑧ 世界と平和――エマニュエル・カント『永遠平和のために』

山崎正和
青木保
渡辺靖
夏目漱石

1 自己と他者
― 自己を規定するものは何か?

「贈り物」としてのノブレス・オブリージュ
人はなぜ贈与するのか
書く 相手を意識して書く
テーマと読書① アイデンティティー――ハンナ・アーレント『全体主義の起源』

内田樹
松村圭一郎

2 コミュニケーションの手段
― 私たちはどのようにして伝え合っているのか?

記号的メディアと物理的メディア
ネットワーク上のコミュニケーション
書く 対比して論じる
テーマと読書② コミュニケーション――プラトン『ゴルギアス』

伊藤亜紗
江下雅之

3 メディアの変容
― 私たちはマス・メディアといかに付き合うべきか?

ポスト真実時代のジャーナリズムの役割
消費されるスポーツ
書く 仮説を立てて検証する
テーマと読書③ メディア――マーシャル・マクルーハン『メディア論』

国谷裕子
多木浩二

4 言語の探究
― 言葉と世界の認識はどのように関わるのか?

人を指す言葉――自称詞・対称詞・他称詞
猫は後悔するか
共感覚と比喩
書く アンケート調査をもとに書く
テーマと読書④ 言語と認識――B・L・ウォーフ『言語・思考・現実』

鈴木孝夫
野矢茂樹
山梨正明

5 政治と社会
― 私たちはどのように政治と向き合うべきか?

多数決を疑う
政治を支える心構え
「である」ことと「する」こと
民法の条文(第一編 総則・第七章 時効)
書く 対立した意見をふまえて書く
テーマと読書⑤ 政治――『論語』

坂井豊貴
苅部直
丸山真男

6 存在への問い
― 自分とはどのような存在か?

日常に走る亀裂
言語と他者
書く テーマの具体化・焦点化
テーマと読書⑥ 心と身体――ルネ・デカルト『方法序説』

鷲田清一
熊野純彦

 

7 環境へのまなざし
― なぜ環境を保護しなければならないのか?

生物多様性の恩恵
地球システムの中の人間
リスク社会としての現代
書く 問いを立ててレポートを書く
テーマと読書⑦ 環境――レイチェル・カーソン『沈黙の春』

鷲谷いづみ
竹内啓
大澤真幸

8 歴史と時間
― 流れゆく時間の中でいかに生きていくか?

無常ということ
日本文化の三つの時間
▶参考 歴史そのままと歴史離れ
書く 自由に考えを書く
テーマと読書⑧ 歴史――E・H・カー『歴史とは何か』

小林秀雄
加藤周一
森鷗外

【巻頭】
 現代を考えるテーマと問い
 この教科書で身につく力


【付録】
 キーワード解説
 人名索引
 キーワード索引


【知の道具箱】
[論理的に考える]
 ①具体と抽象
 ②比較・対比の視点
 ③根拠の吟味

[文章を書く]
 ①明確な文と接続表現
 
▶「論理のことば」索引
 ②段落と構成
[情報を活用する]
 ①情報収集の方法
 ②情報整理の方法
 ③著作権と引用

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