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『GCD英語通信』(年2回発行)は、先生方と 小社英語教科書編集部とを結ぶ小さな架け橋です。 英語、辞書、教科書、授業などなど、 英語にまつわるさまざまな特集を組んでおります。 ![]() ![]() 2008年4月号 [No.43] 特集:教科書による指導の可能性 教科書は授業で中心となる教材ですが,教科書による指導の可能性は工夫次第で いくらでも広がります。本特集では4技能(読む・書く・聞く・話す)や文法, 異文化理解の観点から,さまざまな教科書を用いた指導法を紹介いたします。 >>No.43の全文を掲載!(PDFファイル(9940KB)) ![]() ![]() ■特集:教科書による指導の可能性 ◆Genius English Course I,Ⅱ Revised 速読力を養うリーディング指導 萩野俊哉 大学入試において,英語の長文読解の語数は近年ますます増加する傾向にあります。そのため,英文の速読力の養成はますます重要になってきています。速読力をつけるためにはどのような指導が有効であるかについて紹介します。 完了形の指導について 竹内正宏 受験生の英作文の指導をしていると,完了形や進行形といったアスペクト(相)の誤りが多いことに気づきます。Genius I,Ⅱ Revisedを用いた完了形の指導法について具体的なタスク例を交えて紹介します。 ◆Captain English Course I,Ⅱ Revised 動機の乏しい生徒の文法指導 平原麻子 英語の授業で生徒にもっとも不人気なものといえば,文法です。そんな文法を英語の苦手な生徒にどう指導するかについて考えます。漫画の英訳や映画,歌などを用いた,勉強する意欲を植え付ける指導法を紹介します。 「異文化理解」が授業を変える 海木幸登 異文化理解の話題は生徒に人気があります。ALTに協力してもらって,空港の入出国審査での会話を模擬体験したり,日本の歌を英語の歌詞で歌ったり,生徒の好奇心を刺激するような活動を紹介します。 ◆Departure OC I Revised Edition しくみがわかれば聞き取れる 朝尾幸次郎 リスニングや発音を練習する場合には単語単位ではなく,フレーズや文単位で練習するのが効果的。音のしくみを理解していれば,単語として理解している音が,フレーズや文になったときにどのように変化するかがわかります。 センター試験リスニングテスト対策 小森清久 2008年度のセンター試験本試験を分析し,大問ごとにDeparture OC I Revised Editionを使った対策を紹介します。 ◆Genius English Readings Revised 高度なリーディングスキルの養成 境 倫代 センター試験を含め,単に字面を追って読んでいくだけでは対応できない読解問題が多くなり,高度なリーディングスキルがいっそう重要なものとなってきました。ここでは,パラグラフリーディングに焦点を絞って,具体的なエクササイズ例を紹介します。 身近にある「異文化」を考える 伊東さゆり 「異文化」を拡大解釈すれば,必ずしも海の外の文化ばかりを意味するわけではありません。Genius English Readings Revisedで扱われている障害を持つ人々の社会的自立を目指したNPOの話を通して行われた授業活動例を紹介します。障害者の生活を知り,ディスカッションをすることで,生徒の間に障害を持つ人々との共生の意識が高まりました。 ◆Genius English Writing Revised 自由英作文の指導法 編集部 最近の大学入試問題では,自由英作文の出題が多くなりました。ここでは自由英作文を「自分の意見を述べる」,「場面に応じた英文を書く」,「物語る」の3つに分類して,それぞれ具体的な過去の大学入試からの出題と,Genius English Writing Revisedを用いた自由英作文の指導法について紹介します。 [巻頭エッセイ] 学生たちの「学び方」を決める中高教育 粂川麻里生 ◇大修館書店 新刊 PICK UP ◆大谷泰照 著『日本人にとって英語とは何か――異文化理解のあり方を問う』 (評者:大津由紀雄) ◆小野経男 著『英語類義動詞の構文事典』 (評者:杉岡洋子) ◆日本通訳協会 編『改訂新版 通訳教本 英語通訳への道』 (評者:阿部 一)
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