日本食品標準成分表2015年版(七訂)追補2018年

2018年12月,昨年の「追補2017年」に引き続き「追補2018年」が公表されました。
「追補」は「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」から次期大改訂(「八訂」)までの間に得られた新情報を,利用者の便宜を考えて,すみやかに公表する観点からおこなわれているものです。「追補」に公表された内容はすべて「八訂」に集約・掲載されます。
「追補2018年」のポイント
新規収載食品等を新たに分析・収載
今回は59食品が新規収載されています。新規収載食品には,
- これまでに収載されたことのない新規食品(例:チアシード,ずんだ)
- 日常的におこなわれる調理形態(例:電子レンジ調理,ソテーなど)に応じた分析値の追加
- 減塩への配慮のめやすとして活用できる食品の追加
- 加工実態に応じて食品を細分化し,追加(例:木綿豆腐,絹ごし豆腐)などが含まれています。
などが含まれています。
5mL,15mL,100mL成分表
液状や粉状,粒状の食品など「容量」で量りとることが多い食品について,計量スプーンおよび100mL当たりに換算した成分値が新たに公表・収載されています。
そのほか
- 「七訂」既収載食品の一部についてα,βカロテンなどの脂溶性ビタミン,ヨウ素,セレンなどの微量成分値の追加
- 新たな分析手法による成分値の掲載
- アミノ酸成分表収載食品の追加
などが公表されています。
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