国語教育

〈BOOK REVIEW〉
【2019年冬】国語編集部のおすすめ本5選

国語編集部が、この冬、国語科の先生方にぜひ手に取ってほしい5冊を紹介します!

①宮沢賢治はなぜ教科書に掲載され続けるのか

 

 

 

 

 

構 大樹 著
https://www.taishukan.co.jp/book/b471911.html

◆戦前から現代まで、賢治受容の謎を追う◆

宮沢賢治が国語教科書の定番となった秘密は、一体どこにあったのか? 戦時には戦意高揚を目的に掲載されながら、終戦後には民主主義教育の一環として受容される。さらに現代では教科書だけでなく、漫画やアニメなどの場にも引用されてきている。変遷する時代の要請に応じて姿を変える賢治受容の実態を、生き生きと描き出す。

 

②パラレル・ライティング入門 12人の文豪に学ぶ文章力と社会人基礎力

 

 

 

 

 

入部明子 著
https://www.taishukan.co.jp/book/b447819.html

◆「書くために読む」ことで、文章力をパワーアップ!◆

「パラレル・ライティング」とは、名作のプロットにならって書くという文章力トレーニング方法。本書は、この方法をふまえて、夏目漱石、森鷗外、太宰治ら、日本の文豪の短編作品を用いて文章力を磨き、あわせて、主体性、課題発見力、発信力など、今日の社会で求められる社会人基礎力を身につけることができるテキストです。

 

③唐詩和訓 ひらがなで読む名詩100

 

 

 

 

横山悠太 著
https://www.taishukan.co.jp/book/b449949.html

◆ひらがな訳で味わう 珠玉の漢詩アンソロジー◆

唐代の詩に、七・七調の美しいひらがな訳を添えたアンソロジー。『吾輩ハ猫ニナル』で芥川賞候補にもなった作家 横山悠太が、杜甫・李白・白居易・韓愈の詩から100首を選び、書き下し文とユニークな鑑賞文とを付して、唐詩の新たな味わい方を提案する。

 

④李白と杜甫の事典

 

 

 

 

 

向嶋成美 編著
https://www.taishukan.co.jp/book/b477816.html

◆読み比べることで、新しい魅力が見えてくる◆

唐を代表する二大詩人、李白と杜甫の総合事典。250篇を超える詩文の解説を主に、李杜の生涯や旅について紹介する。二人の生きた唐代の歴史や地理、政治や文化についても一章を設け、作品理解のための幅広い情報を提供する。唐詩の形式・助字用例解説・年譜・地図など、国内外の最新の研究をふまえた資料も充実した一冊。

 

⑤三国志演義事典

 

 

 

 

 

 

渡邉義浩/仙石知子 著
https://www.taishukan.co.jp/book/b454052.html

◆『三国志演義』のすべてを凝縮した、総合的な事典が誕生!◆

魅力溢れる英雄たち、珠玉の名場面から、ゆかりの故事成語、漫画や映画など後世でのさまざまな受容まで網羅。演義独自の創作部分は、書体を変えて一目でわかるようになっているので、前著『三国志事典』と読み比べ、演義・正史の違いを味わうという楽しみ方も!

【『三国志演義事典』と『三国志事典』の特設サイトを公開中です。】

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