- 国語教育
- 古典
- 2019.08.13
『漢文教室』は、国語の先生方に向けて年に1回(4月)発行している機関誌です。
漢文教育のありかたについて、また大修館の発行教科書について、「理論と実際の両面から活発なる研究を試み、漢文教育の真のありかたを研究する」(諸橋轍次先生「発刊の辞」)ことを目的として、1952(昭和27)年5月に創刊されました。以来、多くの先生方のご指導・ご支援のもと、漢文教育界の動向及び最新の教材研究、授業実践などを、全国の先生方にお届けしています。
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漢文教室 第198号

- 特集
- 新しい漢文授業のすすめ
新学習指導要領では、「伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項」が新設され、小学校・中学校からの指導と継続して、古典に親しむ態度の育成が重視されています。
本号では、特集<新しい漢文授業のすすめ>として、新課程用『国語総合』3点で新たに収録した「古典に関する近代以降の文章」を中心に、収録のねらいと内容、実際の授業での扱い方をご紹介します。
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目次
巻頭随想 漢文の先生の漢詩 | 一海知義 | 1 |
特集◆新しい漢文授業のすすめ | ||
---|---|---|
現代に生きる漢語 | 岸田知子 | 5 |
これからの漢文指導――新「国語総合」古典教材の工夫 | 向嶋成美 | 8 |
【授業実践案】 | ||
---|---|---|
古典指導の工夫――一海知義「勉強」 | 江川順一 | 13 |
漢文学習の意義がわかる導入教材 ――加藤徹「漢文のすすめ――未来を考えるヒント」 |
西山明人 | 16 |
家電と言えば何色?――一海知義「桃いろいろ」 | 安立典世 | 19 |
平成25年度新課程用「国語総合」のご案内 | 11・22 |
<鴻門の会>にみる『史記』の文体的特徴(上) ――『漢書』との比較から |
坂口三樹 | 23 |
■連載 | ||
---|---|---|
2012年度センター試験の漢文について | 諏訪原研 | 29 |
授業で愉しむ漢詩創作(下) 句を並べて絶句にまとめる |
鈴木淳次 | 32 |
※「上」「中」をご覧になりたい方はこちら→ |
||
投稿 昌平坂学問所から日本学士院へ |
田山泰三 | 36 |
■新刊紹介 | ||
---|---|---|
諏訪原研著『漢文とっておきの話』 | 田口孝雄 | 38 |
木之内誠編著『上海歴史ガイドマップ 増補改訂版』 | 千野拓政 | 39 |
尼ヶ﨑彬著『近代詩の誕生――軍歌と恋歌』 | 鳥越輝昭 | 40 |
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