国語教室 第117号
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『国語教室』は、国語の先生方に向けて発行している機関誌です。
著名人によるインタビューや対談、エッセイなど、読みどころ満載!
国語教育界の最新事情はもちろん、明日からの授業に役立つ学習指導案や教材研究、意欲的な授業実践、大修館の教科書サポート情報など、さまざまな情報をお届けしています。
国語教室 バックナンバー一覧
2022年は、森鷗外生誕160年、没後100年のアニバーサリーイヤーです。本号では、森鷗外の人物像やその作品の魅力を再発見するため、特集「いま、鷗外を読む」を組みました。
巻頭には、講演や文京区立森鷗外記念館への企画協力など、鷗外について精力的に発信し続けている作家、平野啓一郎さんへのインタビューを掲載。ご自身の文体への影響や鷗外作品に通底する反自己責任論、文学とは「問い」であること、などなど、さまざまな視点から鷗外作品の魅力を語っていただきました。
同特集では他にも、小池昌代さん、澤西祐典さん、森まゆみさんのエッセイ、美留町義雄さん、古田島洋介さん、山口徹さんの論考、高校国語科の授業で使える授業案を収録。本号をご覧いただけば、きっと鷗外作品を読み返したくなるはず。
さらに、連載「詩の教室へようこそ」では、若松英輔さんと和合亮一さんの対談を掲載。「読む」と「書く」との向き合い方についてたっぷり語り合っていただきました。
鷗外について、文学について、語りたくなる、秋号です。
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[目次]
特集:いま、鷗外を読む
〈インタビュー〉 平野啓一郎 聞き手:髙橋龍夫
――鷗外の魅力と普遍性――
エッセイ 鷗外と私
大根おろしは汁を棄てず 小池昌代
西欧語の中の「舞姫」 澤西祐典
『即興詩人』から広がる文学世界 森まゆみ
論考 鷗外に一歩近づく
森鷗外と女性運動 美留町義雄
森鷗外の漢詩をめぐって 古田島洋介
――日本の言語文化に関する一考察
「舞姫」を読み直す 山口徹
――比較読みによるアプローチ――
授業案 鷗外作品を教える
歴史小説から「歴史そのままと歴史離れ」を読み深める 初谷和行
新任教員による通信制高校での「舞姫」導入 野口優太
「舞姫」の授業の一提案 橋本剛
――「椋鳥通信」を援用して
『明鏡国語辞典 第三版』を使って「舞姫」のことばを探究する 編集部
『ビジュアルカラー国語便覧 改訂版』を使って「舞姫」の世界を探究する 編集部
大修館書店 学習辞典・国語便覧のご案内 中面カラーページ
●連載
県立いまどき高校 国語科だより いのうえさきこ
……木を見て森鷗外を見ず
〈対談〉詩の教室へようこそ⑤ 若松英輔・和合亮一
……呼吸をするように
いま、高校生に読んでほしい本 内田剛
……養老孟司『養老先生のさかさま人間学』
コトバのひきだし⑩ 関根健一
……「やばい」信号、黄色か青か?
……疑う「や?」と問いの「か?」――紫式部にファンレターを書こう⑦
青山あり! 中国祠墓紀行⑦ 平井徹
……三蘇墳(河南省郟県)
●コーナー
投稿 秋吉和紀
……「読むこと」から「書くこと」へと連携させる授業作り
――『枕草子』の類聚的章段を手がかりとして――
……品格語辞典/医学をめぐる漢字の不思議
「羅生門」55の論点/「走れメロス」のルーツを追う
表紙イラスト:栗城由香
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