機関誌 漢文教室

『漢文教室』は、国語の先生方に向けて年に1回(4月)発行している機関誌です。
漢文教育のありかたについて、また大修館の発行教科書について、「理論と実際の両面から活発なる研究を試み、漢文教育の真のありかたを研究する」(諸橋轍次先生「発刊の辞」)ことを目的として、1952(昭和27)年5月に創刊されました。以来、多くの先生方のご指導・ご支援のもと、漢文教育界の動向及び最新の教材研究、授業実践などを、全国の先生方にお届けしています。

漢文教室 バックナンバー一覧

漢文教室 第209号

  • 特集
  • 漢詩を作ろう

新しい指導要領下の「古典探究」では、言語活動例に「漢詩の創作」が示されるなど、漢詩の創作(実作)活動が注目されています。
本特集では、生徒の理解や授業の進度にあわせたさまざまな漢詩創作授業の実践を集めました。オリジナルのプリントや漢詩カードを用いたり、「山月記」の李徴に答詩する場面を設定したりなど、今すぐ取り入れられる工夫をご紹介しています。
また、ご授業に漢詩の創作(実作)を取り入れる際に強い味方になる、『漢詩創作のための詩語集』もあわせてご紹介しています。漢詩研究の泰斗・石川忠久先生の遺された、漢詩作りのバイブルです。

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目次

巻頭エッセイ  漢詩をゆっくりと味わう              横山悠太

 

特集◆ 漢詩を作ろう

▼授業実践

 高校生に対する漢詩実作指導について               小嶋明紀子

 パズル感覚で漢詩実作――漢詩カードを用いて           高岡佑希

 「山月記」を読んで七言絶句を作る                岡本利昭

 

漢詩作りをサポートする『漢詩創作のための詩語集』

 

櫻の林の滿開の下 追悼 石川忠久先生               水出樂山水

 

▼新連載【陶淵明没後一六〇〇年】
 陶淵明をめぐる五つの断章・その一「園田」の境位        坂口三樹

▼連載

 小中学校漢文科授業参観 漢文をより身近なものに         吉澤結衣

 クエスチョン&アンサー ヲコト点                清水信子

 教科書で出会う美術名品ガイド②
   日本画家、安田靫彦の描く《鴻門会》              鶴見香織

 2023年度大学入学共通テスト「国語」漢文の分析と指導      北澤紘一

 

▼新刊紹介

 西嶋佑太郎著 『医学をめぐる漢字の不思議』           古田島洋介

 小曽戸洋著 『中国伝統医学 名医・名著小百科』         末岡 実

 笹原宏之編著 『なぞり書きで脳を活性化 画数が夥しい漢字121』 山下真里

 

大修館書店 新課程教科書のご紹介

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