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『GCD英語通信』(年2回発行)は、先生方と 小社英語教科書編集部とを結ぶ小さな架け橋です。 英語、辞書、教科書、授業などなど、 英語にまつわるさまざまな特集を組んでおります。 ![]() ![]() 2011年11月号 [No.49] 特集:『ジーニアス和英辞典』大改訂! 2011年秋,待望の『ジーニアス和英辞典』第3版が登場。 辞書の仕組みを大きく変え,用例もほとんど作り直した「大改訂」です。 執筆・校閲に携わった先生たちがいろいろな角度から この辞書の特徴をわかりやすく紹介します。 バックナンバーはこちらです。 英語通信48号 英語通信47号 英語通信46号 英語通信45号 英語通信44号 英語通信43号 英語通信42号 英語通信41号 英語通信40号 英語通信39号 英語通信38号 英語通信37号 英語通信36号 英語通信35号 英語通信34号 英語通信33号 ![]() ![]() ■特集:『ジーニアス和英辞典』大改訂! 辞書学の進歩と新時代の和英辞典 南出康世(大阪女子大学名誉教授) 「英和辞典より遅れている」といわれる和英辞典だが,もちろん確実に進歩している。 和英辞典の発達の歴史をざっと見てみよう。 そのうえで『ジーニアス和英辞典』第3版の意義を述べよう。 改訂の5つのポイント 中邑光男(関西大学教授) 「和英辞書は使えない」としばしば言われる。 このイメージを打ち崩したいと思い「日本人が必要とする和英辞書とはどのようなものか」を考え続けた。 その成果を5つに絞って紹介。 NSとの共同作業としての辞書づくり 原川博善(平安女学院大学短期大学部教授) 第3版は,用例執筆の時点から初校・再校の校閲に至るまで, 日本人と英語のネイティブスピーカー(NS)がペアで仕事をして作られた。その舞台裏を紹介。 新方式の英語中見出し 須賀 廣 「英語中見出し」とは,「日本語見出しに対応する英語表現」のこと。 第3版では,この「中見出し」がわかりやすくアクセスしやすくなるように工夫した。 生きた英語を満載した辞書 西川眞由美(摂南大学准教授) 第3版には,英作文のみならず英会話でもすぐに使える生きのいい用例が随所に収録されている。 用例執筆の仕事を振り返りながら,私自身が特にこだわった点などについて紹介しよう。 A Rewarding Look Back Jeffrey D. Shaffer(静岡大学大学教育センター 講師) As with the G4 project, and now with the close of the GJE3 project as well, I must say that it's extremely rewarding work. 新コラムCommunication Box 桐村 亮(立命館大学准教授) 英語でメッセージを発信したいときに,それに相当する日本語が先にあるとは限らない。 伝える「目的」があって,「相手」がいて,「場面」があるはず。 これは目的や場面から検索して適切な英語表現にたどり着くためのコラムである。 『ジーニアス和英辞典』活用術――英作文の教室から 富永 幸(滋賀県立膳所高校教諭) 校閲作業の際には,教室にいる生徒たちを思い浮かべながら, 「発信者」たる彼らに必要な情報がわかりやすく効果的に提示できるように心がけた。その一部を紹介。 高校教員から見た『ジーニアス和英辞典』 萩野俊哉(新潟県立高田高校副校長) 編集作業の一環として,多くの教員が「素読み」を行い,内容に関する問題点や疑問点を指摘した。 その実例を紹介し,さらに第3版の活用方法を述べる。 新しく収録した語・表現 山田正義(関西大学非常勤講師) 「ヘッドスパ」「未病」「非通知」「押下」… 言葉の世界にどっぷりと浸れた至福の日々,その中のほんの数例を紹介。 まず,いい日本語を 編集部 今回の改訂では,『明鏡国語辞典』と連携し, 辞書の骨格ともいえる「日本語」の質を高めるためにかなりの労力を注いだ。 [巻頭エッセイ] アマチュア科学者だった頃 中村正吾 ◇大修館書店 新刊PICK UP ◆磐崎弘貞 著 『英語辞書をフル活用する7つの鉄則』(評者:中畝繁) ◆髙島英幸 編著 『英文法導入のための「フォーカス・オン・フォーム」アプローチ』(評者:田中和彦)
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