Eco-DRR
Eco-DRRとはEcosystem-based Disaster Risk Reductionの頭文字を取ったことばで土地の生き物や環境を保護しつつ,自然の力によって災害被害を防止または軽減させる取り組みや考え方のことを指す。Eco-DRRの取り組みは大きく「災害を未然に防ぐ」「災害の被害を受けやすい場所を避ける」「災害の影響を軽減する」の3つに分けられる。具体的には以下のような事例があげられる。
(例)
・田んぼが雨水を貯め込むことで,川へ流れる水量が減って氾濫が起きづらくなる(災害を未然に防ぐ)
・リスクがある場所に電気や道路などのインフラをあえて整備しない(災害の被害を受けやすい場所を避ける)
・洪水に対する水害防備林や,津波に対する海岸防災林などを整備して家や町を守る(災害の影響を軽減する)