1日およそ200円以下で暮らす「極度の貧困層」
7億2,900万人
1日1.9ドル(1ドル=106円)で暮らす「極度の貧困層」は,想定より最大1億1,500万人多い7億2,900万人に達すると,世界銀行が発表しました。世界人口に占める割合は最大で9.4%で,新型コロナウイルスの感染が拡大する前に予想した7.9%から大きく悪化する見通しです。貧困の撲滅は,SDGs(持続可能な開発目標)の柱ですが,1998年年以来続いた改善傾向が今年初めて悪化に転じることになります。
[注]世界銀行は,国際貧困ラインを2011年の購買力平価(PPP)にもとづき1日1.90ドルと設定しています。
(「毎日新聞」2020年10月8日,世界銀行Webページ)