スーパーフード
スーパーフードとは,栄養バランスに優れ,一般的な食品より栄養価が高い食品,あるいは,ある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる食品のことである。1980年代ごろ,アメリカやカナダの研究者の間で使われ始めた。
スーパーフードは一般的な食品とサプリメントの中間にくるような存在で,料理の食材としての用途と健康食品としての用途をあわせもつものを意味している。はっきりと特定の食品を定義したものではないが,一般の食品よりビタミン,ミネラル,クロロフィル,アミノ酸といった必須栄養素や健康成分を多く含む,おもに植物由来の食品が前提とされている。
一般社団法人日本スーパーフード協会では,アメリカやカナダでスーパーフードとされ,「食歴」が長く,その安全性に信頼がおけるものをスーパーフードと定義し,以下の10食品を「プライマリースーパーフード10」としてあげている。
・スピルリナ ・マカ ・クコの実(ゴジベリー)・カカオ ・チアシード
・ココナッツ ・アサイー・カムカム ・ブロッコリースーパースプラウト・麻の実(ヘンプ)
また,栄養バランスに優れたものや特定の成分を豊富に含む「ジャパニーズ・スーパーフード」として,納豆・味噌・甘酒・緑茶などを紹介している。